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子どもが外国語に触れることの意義について(6)
【早期英語教育の効果について】 神奈川大学名誉教授 伊藤 克敏 氏
問:早期に外国語に触れることはどのような利点があるのでしょうか。中学校からでは遅すぎるのでしょうか。
答:現在、中学校1年の2学期頃から生徒の半数が英語嫌いになっているといわれます。
中高生の生の声を聞いてみましょう。>>>
「英語は中学の時からずっと苦手だった。中1の終わりあたりから、どんどん分からなくなっていったような気がする。」(高2)
「俺と英語とは虫が合わないみたい。だって中学の時からやっていてまだ全然わからない。読めても口で言うと、なんか違ってるみたいで、それに舌が回らないし、ほんとうにいやな科目である。」(定時制校2)
「発音がとても難しい。たとえばearとyearの発音を聞き取る時は違うなとわかっていてもいざ自分で発音するとなるとなかなか区別してできないということです」(中3)(天満美智子著『子どもが英語につまずくとき』研究社出版)
英語が嫌いになる原因は主に2つあるようです。一番大きな原因は発音が難しいから、ということです。10歳を過ぎる頃から外国話の音に違和感を感じるようになり、歌やゲームなどで英語を身につけようとする態度が薄れて来る、と言われます。すでに述べたように幼・児童期は耳が鋭敏で耳に入った音に見合った音を自然と出せる能力を持っています。長年児童に英語を教え、児童英語教育に関する多くの著書を出しておられる飯塚成彦氏(元白鴎大学教授)は「早期英語教育」に関する対談で次のように述べておられます。
「私どもの実験、実践からすると、2,3歳の子どもですと、唇なんか見せなくても微妙な発音を聞き分けて再生することが可能です」歌とかストーり一をCDやカセットテープで聞かせたり、小さいお子さんであれば、トーキングカードをたっぷり聞かせれば自然と英語のリズムや発音が聞き分けられ、発音できるようになります。
もう一つ英語嫌いを作る原因は、中学校に入りますと、教科書中心で、複数形とか疑問文の作り方といった文法規則を覚えることが英語学習の中心になり、次々と新しい文法事項が出てきますので、学習の負担が重くなる、ということです。ですから、幼・児童期に歌とかゲームなどによって英語を「楽習」させることにより、英語の音に慣れさせ、ストーリ一などを聞いたり読んだりすることによって、文法規則を意識せずに英語の基本的な文構造を身につけさせ、英語学習にたいして興味を持たせることが大切でしょう。目本児童英語教育学会(JASTEC)で関東地区の1,000人の中学1年生にアンケート調査をした結果、早期英語教育経験者は英語学習に対して非経験者よりもより積極的な態度を持っていることが判明しました。そして、早期英語教育経験者は余り誤りを気にせずに英語を積極的に使おうとする態度を持っていることも明らかになりました。更に、興味深いことは中学校では余り差がつかないのですが、高校に入ってから早期英語経験者の英語力が伸びるということも分かりました。これは、楽しく、伸び伸びとゲームや歌などで、多く英語に触れたことがプラスしているものと思われます。
次回は、【教材・参考書について】です。お楽しみに!
問:早期に外国語に触れることはどのような利点があるのでしょうか。中学校からでは遅すぎるのでしょうか。
答:現在、中学校1年の2学期頃から生徒の半数が英語嫌いになっているといわれます。
中高生の生の声を聞いてみましょう。>>>
「英語は中学の時からずっと苦手だった。中1の終わりあたりから、どんどん分からなくなっていったような気がする。」(高2)
「俺と英語とは虫が合わないみたい。だって中学の時からやっていてまだ全然わからない。読めても口で言うと、なんか違ってるみたいで、それに舌が回らないし、ほんとうにいやな科目である。」(定時制校2)
「発音がとても難しい。たとえばearとyearの発音を聞き取る時は違うなとわかっていてもいざ自分で発音するとなるとなかなか区別してできないということです」(中3)(天満美智子著『子どもが英語につまずくとき』研究社出版)
英語が嫌いになる原因は主に2つあるようです。一番大きな原因は発音が難しいから、ということです。10歳を過ぎる頃から外国話の音に違和感を感じるようになり、歌やゲームなどで英語を身につけようとする態度が薄れて来る、と言われます。すでに述べたように幼・児童期は耳が鋭敏で耳に入った音に見合った音を自然と出せる能力を持っています。長年児童に英語を教え、児童英語教育に関する多くの著書を出しておられる飯塚成彦氏(元白鴎大学教授)は「早期英語教育」に関する対談で次のように述べておられます。
「私どもの実験、実践からすると、2,3歳の子どもですと、唇なんか見せなくても微妙な発音を聞き分けて再生することが可能です」歌とかストーり一をCDやカセットテープで聞かせたり、小さいお子さんであれば、トーキングカードをたっぷり聞かせれば自然と英語のリズムや発音が聞き分けられ、発音できるようになります。
もう一つ英語嫌いを作る原因は、中学校に入りますと、教科書中心で、複数形とか疑問文の作り方といった文法規則を覚えることが英語学習の中心になり、次々と新しい文法事項が出てきますので、学習の負担が重くなる、ということです。ですから、幼・児童期に歌とかゲームなどによって英語を「楽習」させることにより、英語の音に慣れさせ、ストーリ一などを聞いたり読んだりすることによって、文法規則を意識せずに英語の基本的な文構造を身につけさせ、英語学習にたいして興味を持たせることが大切でしょう。目本児童英語教育学会(JASTEC)で関東地区の1,000人の中学1年生にアンケート調査をした結果、早期英語教育経験者は英語学習に対して非経験者よりもより積極的な態度を持っていることが判明しました。そして、早期英語教育経験者は余り誤りを気にせずに英語を積極的に使おうとする態度を持っていることも明らかになりました。更に、興味深いことは中学校では余り差がつかないのですが、高校に入ってから早期英語経験者の英語力が伸びるということも分かりました。これは、楽しく、伸び伸びとゲームや歌などで、多く英語に触れたことがプラスしているものと思われます。
次回は、【教材・参考書について】です。お楽しみに!
COMMENT
たいへん共感しながら、また新たな情報に驚きながら拝見しました。
先生のおっしゃる『幼・児童期に歌とかゲームなどによって英語を「楽習」させることにより、英語の音に慣れさせ、ストーリ一などを聞いたり読んだりすることによって、文法規則を意識せずに英語の基本的な文構造を身につけさせ、英語学習にたいして興味を持たせることが大切でしょう。』とのご意見には、特に共感いたしました。
子どもの好奇心は、そのまま向学心につながることが多く、大人として、なるべく多くのきっかけや機会を作る手伝いをしてあげたいと思います。
いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。
先生のおっしゃる『幼・児童期に歌とかゲームなどによって英語を「楽習」させることにより、英語の音に慣れさせ、ストーリ一などを聞いたり読んだりすることによって、文法規則を意識せずに英語の基本的な文構造を身につけさせ、英語学習にたいして興味を持たせることが大切でしょう。』とのご意見には、特に共感いたしました。
子どもの好奇心は、そのまま向学心につながることが多く、大人として、なるべく多くのきっかけや機会を作る手伝いをしてあげたいと思います。
いろいろ勉強になりました。ありがとうございました。
2007/04/25(水) 14:02:50 | URL | kerori #-[編集]
keroriのお役に立ててうれしいです。
ずいぶんとお返事が遅くなってしまいましたが、keroriさんありがとうございました。エドベック教育研究所〜efe〜の更新を再開しました。今後も多くの先生方のお役に立てればと思っております。
学習を“無理に”やること(やらせること)には限界があります。しかし、楽しんでやれば、学習時間は自然と増えていくものです。特に子どものうちは、好きにさせることは、最も学習効果を上げる秘訣だと考えています。
学習を“無理に”やること(やらせること)には限界があります。しかし、楽しんでやれば、学習時間は自然と増えていくものです。特に子どものうちは、好きにさせることは、最も学習効果を上げる秘訣だと考えています。
2007/09/08(土) 23:29:09 | URL | エドベック教育研究所 #-[編集]
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